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- 2021.06.03 Thursday
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2014年 夏〜
こんにちは。
すっかり冬です。
久しぶりにこのBlogにアクセスします。
今年の夏は久々にスペシャルなフリー状態だったので時間をすべて自分のために使えました。
かなりドラマチックな旅でした。
☆=ε=ε=ε=ε☆=ε=ε=ε=ε☆=ε=ε=ε=ε☆=ε=ε=ε=ε☆=ε=ε=ε=ε☆┏( @_@)┛
北海道 行商の旅 2014 夏
確か7月の上旬に出航したような記憶。
ネットショップとして当工房の販売課の強い味方であった「Not Square」さんの一時休業により大量の在庫の子たちが手元に帰ってきてしまったので、それらを旅立たせるための販活ツアーとして二か月半の時間的猶予を設定しました。
札幌で用事を済ませて、夕方ごろ北上した。
275号は12号線よりもすいているので北上するときはいつもこのルート。
この時間帯は風景がシブくてのんびりと走る。
空知平野を北上です。
どんな旅か今回は・・・・
トヨタの商業バンはフル装備で車中泊仕様です。
2か月くらいの生活はほとんど無理なくこなせそうです。
夜、新十津川に入って適当な駐車場を見つけて車中泊したが、朝起きて見上げると出雲大社の分院の脇であった。
旭川では2週間ぐらいトグロ巻いてて、友人に会ったり路上でハモニカ吹いてみたり。
神楽岡公園で車中泊。リスが多くて楽しかった。
これは、ある、雑貨屋さんのフリマのスペースに出店したとき。
お客さんあまり来なかった。
旭川飽きたっ!
旅に出たくなった。
旭川を出発。
ここはどこだ。
爽快な朝。
上川の大好きな車中泊場所。丘の上にあるのです。
まっすぐに続く道を東に走る。
昔よく野宿していたあたり。
クマの怖さをまだ知らない、旅のバイクバカ野郎でした。
あっち行ったりこっち行ったりして久々の北海道の絶景を目撃する。
オホーツクの香りがしてきた。
屈斜路湖が見えてきた。10年ぶりに来た。
開陽台駐車場
バイク旅をしていた頃の約束の地。
中標津の「開陽台キャンプ場」。
宗谷岬、富良野、襟裳岬に並んで北海道ツーリングで絶対この場所は外せない大人気のスポットとして有名。
この風景を見るために、内地のライダーは北海道ツーリングに出る。
東京から毎年バイクで来ていたころはこの風景に圧倒されていたが、北海道に住んでしまうと
あれほど感動していたこの風景がごく普通なのが困る。
あの時期ほどそれほど感動もしないまま最適な駐車スペースを確保し、無許可だがここで販売活動することにした。
ハーモニカで遊んでいるといろんな人が寄ってきます。
会話してばかりで品物を買う人がいません。
しかしふと気づくと、10年以上も前、バイクで旅をしていたころのようなあの雰囲気は見当たらない。
おもしろい旅人が極端に少ない。
仮面ライダーや猫のコスプレして走ってたりナベやフライパンやたわしをぶら下げたりギターを括り付けて走っているようなユニークなさすらいのバイク旅人は激減したようです。
バイク旅の年齢層がずいぶん上がったし、以前のような一人旅の「ソロの職人的な旅人ライダー」が男女ともほとんど出会わない。
あのころは、なんかすごかった思い出ばかりだ。
正直言って、つまらん。
今は、リターンライダーという年配の人たちが高価な大型高級バイクで複数で国道を高速で走っているイメージしかわかない。
なんというか、クソまじめすぎてて接してもあまりおもしろくないので関心が湧かない。
特にこのキャンプ場では楽器でいろんなやつと遊んだ思い出がある。
あのころは濃かったんだなぁぁ。
かつてこの地を旅をしていたころのようなたくさんのおもしろい出会いは無かったのです。
つまらん。下界に降りよう。
中標津のタイヤショップのイベントに出展販活。
真夏なのに寒い。霧雨で革製品がダメージくらった。
↓ 改造車とかこういう車がたくさん集まるイベントです。
また開陽台駐車場で革を売りながら暮らす。
車内は快適な居住空間です。
事務所兼 寝室。
あまり売れず旅がしたくなったのでとりあえず北に向かう。
オホーツクへ向けて走っていき、斜里岳が見えてきました。
観光地は嫌いだけど網走を探索。
羅臼に来ています。
道の駅の駐車場の脇に販売車を横付けさせ、また無許可で店を出しました。
関西系のバイク野郎が何人か「来店」し、手に取って見ていった。
日本6周と書いたボール紙を積み荷に貼り付けて旅をする四国から来たというチャリダーに会ったときは衝撃でした。
6周??
日の丸手旗を一本持たせてあげました。
せっかく来たから・・・・
端っこの端っこの露天風呂。久々に来てよかった。
5時間ぐらいだらだらと時間を消費する。
あっち側はヒグマ様たちのテリトリー。
温泉はいいのだがこの辺は間違えても車中泊すべきところではない。
羅臼で出会ったあるライダーハウス。
浜っ子山ちゃん。
よい人柄のおっさんでした。
室内もよく整頓されていて、きちんとしたライダーハウスです。
海の幸これでもかの炉端焼きがうますぎ。
部屋の窓から国後島がすぐそこに見える。
中標津のひっくり返るほど旨いラーメン屋さん。
また開陽台に帰って来て。
開陽台から見る中標津町の夜景。人口25000人ぐらい。
実際はもっとダイナミックです。宇宙船が地上に降りているようです。
昼間はにぎやかですが夜はおれ以外誰もいない。
BLUES♪♪は夜空に吸い込まれていく。
贅沢な日。
そういえば
中標津の知人のところにいた馬さん二頭。
「馬1」と「馬2」という名前です。
「馬1」の方とすごく仲良くなりました。
こういうところにいました。
内職したり食事を作ったり掃除したり馬の世話したり。
移動の風が吹いてきたので
8月の上旬、道東を出て、333号線を西へ。
雨の中 ひたすら西へ。
別名「囚人道路」は高速道のおかげでガラガラ。
http://fanblogs.jp/bukki/archive/112/0
すれ違いも後続車も少なく何時間もひた走る。
道の駅で見た鮮魚車。
どこまで魚を運ぶんだろうか。
ありました。
囚人道路を通す時に犠牲になられた多くの人たちを弔う山の神様がひっそりと佇んでおられました。
雨の旭川。
またリスの多い神楽岡公園で何日か暮らします。
友人に会う。
こういう美味しいものは旅の思い出に一番です。
ごちそうさまでした。
さて。夏一番の繁忙期に合わせて美瑛にたどり着きました。
「美瑛神社」にごあいさつ。
パッチワークのような風景がどこまでも続く北海道の一大観光名所です。
ある場所で間借りをして商売開始。
店も閉まってからこんな夕焼け。
いい景色だ。
違うところでも許可を得て商売。
一年で一番人が動く時期なので革製品は順調に売れていきました。
お客様どうもありがとうございます。
たまには休んで白銀温泉でも行きます。
林道食堂のラーメンはうまかった。
けっこう余裕のある状況になってきました。
旭川の回転寿司でも行きそうな感じです。
美瑛の町のあまり知られていない車中泊スポット。
台風の時は猫のように物陰に隠れてひっそりと晴れるのを待つ。
頑丈で快適な移動式テント。
嵐が止むまで車内で内職したりラーメン作ったり音楽聴いてたり静かに活字を読む。
車中泊の基本は停泊場所の選定。
この数年は車中泊旅行がブームで、だれでも道の駅で車中泊する世の中。
余計な会話などしたくないので私は世間から離れて静かに夜を過ごしたい。
静かな停泊場所をたくさん知ってると今の波に吞まれることなく至高のひと時を持てる。
バイク旅の頃のデータベースは今回の旅にスッゲー役に立った。
寝つきは良い方なんで毎晩よく寝れる。
台風も行き、すがすがしい朝。
インスタントコーヒー淹れて呼吸活動。
ハーモニカの音は空間に溶けていく。
まだ誰もいない時間帯。
夜は下の喧騒を離れて静かな丘の駐車場。
美瑛の丘からの夜景。月明かり。
実際はもっと神秘的。
何時間もハーモニカで遊んでいました。
贅沢な時間。
お盆の賑わいも去り、店も平日はのんびり。
だいぶ在庫も減ってきました。
駐車場に見慣れぬ観光バスが数台入ると、こうなります。
この写真に写っている人のほとんどは「中国人」です。
商売に使う中国語は参考書を買ったのでけっこう知っていて、「先に金を払え。」とか、「長持ちする日本製手作りアルヨ」や「ここは便所じゃない」とか言うのですが、相手がしゃべり始めると何を言ってるのかはさっぱりわからないので「不答不答」。
上海や北京、沿岸地域からくる中流階層の団体旅行客がガラ悪い。
ジャージと派手なトレーナーにミッキーマウス、そしてサングラス。
唾を吐き、サンダルでタバコを踏み消す。
とうてい受け入れがたい民族だと思う。
香港や台湾の人はとても日本が好きで礼儀正しい。
と、いろいろとあったが、夏の空も涼しげに落着き、革の在庫もだいぶ減ったので
お世話になった美瑛のお店の方に深く感謝し、帰り支度を始めました。
マンネリ化しつつあった夏の時期を、今年は久々に自由に過ごせました。
そして、自分の北海道生活における10年来のひとつの思いを、ある意味で総括できた部分があります。
追記:北海道 愛山町の「natural hands(ナチュラルハンズ)」について。
※この悪徳業者と関わる方に注意を促すために事実をありのまま文字で記録します。
北海道北部のある土地にある「natural hands(ナチュラルハンズ)」なる革工房が「アイヌ文様を彫った端切れを使いたい」というので何枚か依頼を受けた。
自分の製品の一部にアイヌ文様のヌメ側を「縫いつける」手法で商品を企画したいという。
彼の製品にはスタンプによる文様はほどこされてはいるがカービングの技術はないらしく私のオリジナル文様を使いたいらしい。
私はあまり乗り気ではなかったが紹介者の勧めも強く、ある日彼の工房に打ち合わせに行った。
値段交渉の段階で彼は最初「一枚5000円」と言ったがすぐに「いや、3000円で」と言い直した。
なんかすっきりしない男だが、まぁよかろうと思いおれは3000円で依頼を受け自分の工房に帰ってから製作した。
彫るのは彼から預かったオイルレザー、1ds四方の4枚の端切れであった。
この時、きちんと紙面で契約をしなくて口約束だけであったのがあとから思わぬトラブルを生んだのだ。
数週間後、完成し電話したが彼はいきなり値切りを始めた。(笑)
ニヤニヤした口調で「2000円でイイかな?」。
・・・・いや、困る。
4枚の依頼分その通りの予算でこちらは仕事したわけだからそれは困ると言い返すと
次第に彼は口調を変え、攻撃的になってきた。
話が混乱してきた。
こちらも感情的になり口論となった。
その後、キャンセルをこちらが切り出すと、「材料はこちらが出した、キャンセルするならその材料代はどうなる?」
などとますます話がややこしくなる。
完全に相手のペースに巻き込まれてしまった。
ずるい奴だ。
こちらが黙っていると「とにかく出来たものを送ってくれ。実物を見て3000円の価値があるのならその分を振り込む。」
などと言ってくる。変な話である。
不快極まりないが落ち着いて対応した。
こいつは話の通じないやつだ。
何かを勘違いしてはいまいか?
この男はどうやら世の中の仕組みを理解していならしい。
そういう理不尽な取引は初めてで契約書を取り交わさなかったおれが悪いと自身で反省。
もし、2000円分しか払い込まれなければ商売の失敗ということであきらめることにして
とりあえず端切れを送った。
その後、通帳には元来の約束どおり3000円分づつ振り込まれておりメール文面には「いやぁ、いい出来ですね。3000円分づつ振り込みました。」などと人を馬鹿にした文が書かれていた。結果としてはこれでよかったのだが
気分の悪い思いだけが残った。
どこの世界に「依頼者」が値段を決めるシステムがあるのだろう?(笑)
逆の立場ならこの工芸人は怒っているだろうに。
旭川の友人に相談したところこの革工芸人は他の人とも同じことで揉めたことがあるらしい。
そういう非常識な奴なのである。(笑)
商品を購入する客は、製作者の人間性までは吟味しない。
だからこのような胡散臭い者でも十分「工芸人」として看板を掲げていけるのだろう。
人柄は製品に反映されるが、どんなものを作っても口がうまく商売上手な物には金は入るシステムである。
この革工芸人は、ガラス工芸家のパーツなどを自分の製品に組み入れたりして「コラボ」などと気取っているが、
他人のふんどしで相撲を取るようなものだ。
そして金の面であちこちで同じようなせこいトラブルを起こす。
胡散臭いとはこのことだ。
このようなものは工芸仲間として認められないし、同じ土地で制作活動をすることすら憚られる。
北海道 愛山町の「natural hands(ナチュラルハンズ)」である。
久しぶりにログインしました。
7年ほど働いてもらったWindows-XPも秋ごろからめっきり老化し使いにくくなり、このたびWindows-8が導入されました。
DELL製のシャープな感じのパソコンで、非常に使いやすそうです。
まだ、画像まで用意できないのですが、大晦日なんでとりあえずBlog更新しておきます。
今年もあと数時間ですが、ほんとうにあっという間の一年でした。
自己の中に大きなパラダイムの変換を感じているこの一二年ですが、なんといっても16年ほど入り浸っていたあの世界とお別れしたことは画期的でした。
この何年か、自分でももうあの世界とのお付き合いは実は限界を感じていたので、結果としてちょうど良かったと思います。
自分の内面の変化とともに、もはや価値観の違う世界に対する執着を捨て、新しい観点での自分の道に出たばかりです。
だからかなりすっきりしています。
古いパラダイムから脱却し、引き続き日本人として自分のペースで引き続き進んでいくことになります。
来年は10年ぶりに道東の人々に会いに行く夏を企画しています。
東京人であった頃、毎夏バイクで旅をしていた時に出会った場所、人、物語りを最近でもよく思い出します。
ノリと勢いで住み着いたけど、住んでしまうと北海道は広すぎて道東などなかなか思うようにぶらり旅を出来ないでいます。
工房のほうは、ぼちぼち新しい材料も入手しはじめ、そろそろ切り出しに入ろうかという段階です。
なお、いままで当工房は「Ainu-mosir leather craft 」もしくは「suttobi-leather craft」と名乗っておりましたが今日をもって「ainu-sirki leather craft」と改めます。(アイヌシリキ=アイヌ模様)
今年も事故ケガ病気トラブルなく過ごせたことに感謝して、しばらくしたら近所の小さな八幡神社にお参りに行ってきます。
皆様、よいお年を。
来年もよろしくお願いいたします。
2013・12-31
北海道 旧スットビヤス
お客様各位、
読者の方、
暑中お見舞い申し上げます。
今年は「アイヌモシリ一万年祭」ではありません。
今年から、というべきでしょうか。
あの場所の経営権は放棄しました。
方向性が変りました。
☆=ε=ε=ε=ε☆=ε=ε=ε=ε☆=ε=ε=ε=ε☆=ε=ε=ε=ε☆=ε=ε=ε=ε☆┏( @_@)┛
スットビレザー・モバイルショップは、比較的燃費のいい今の車にお店セット一式を積み込んで市井に繰り出ています。
身軽な日々です。
今は京極町の名水公園でコーヒーショップを営む友人のお店の“すき間”に入り込ませていただいてます。
在庫は少ないのですが、結構中身の濃い“店”になっています。
この時期の一般社会は16年ぶり(?)ですが、調子いいです。
たまにはハモニカ吹き鳴らしてBluesやsoulを発散し、製造実演もかねて革をいじくり、店長の淹れるスペシャルな名水コーヒーをいただき、多種多様なお客さんとの交流も新鮮です。
いい歳ぶっこいてコバンザメか寄生虫のような分際ですが、ありがたいことに出店2日目ですでに売り上げは例年のこの時期を大きく上回り、今まで言うところの“一般社会”で過ごす観光シーズンを愉しんでいる感じです。
先月から半月以上も一万年祭関連の業務に無駄にささっていたので経済的にも時間的にももう今年は余裕が少ないのですが、来年からは革の在庫を増殖させて行商の方に力を注ぐことにします。
ヌキペツ旭でゴミをちょすのも愉しかったのですが、役目は終りましたんで僕はもうあの場所に行くことはないでしょう。
また別の人が来るでしょう。
このような状況と環境に感謝します。
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WEB SHOP Not square
http://www.not-square.com/
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長い冬が終わったかと思ったらいきなりカラカラの夏でして、心地の良い春の日は数えるほどしかなかったと思います。
燃料棒(マキ)製造作業や農家のデメンバイトをしたりしながら通常通りに生きています。
燃料棒(マキ)は合計で5〜6式ほど製造します。
ところで、
友人が近いうちに退院なので退院祝いの“お香皿”を製造してみました。
以前はこれをよく作っていましたが、レパートリーの中にこれがあるのを長い間忘れていて、設計図を引っ張り出してきてサイズアップして、新たにデザインを作って彫り込みました。
テーマは「夫婦円満に」ということで。(ハデな夫婦ゲンカする人たちなのでwww)
手縫いも金具もないためいくつもの工程をスルーして突然出来上がるのです。
「硬化剤」という魔法の液体を薄く塗ってやると革はその形でフリーズします。
差し穴が二個あるのが特徴です。
前に差した残りの棒が残っていてもすぐに差せます。
お香に火をつけてから気づいて残りの棒を取り除く作業が嫌いなので
新しいのを差し込んでから前の残り棒を取るというシステムです。
どうでもいいような感じなのですが、これが使ってみると結構あんばいがいいのです。
気に入ってもらえるかいな?
このような退院祝いもいいものかと。
さらにところで、
うちの工房もデフレがつづいており泣き面なのですが、それに蜂が刺さるようなお知らせです。
2011年後半から続いている世界的な銀の価格高騰によって、シルバーコンチョがどんどん値上がりしてます。
当工房で使われるコンチョはシルバー925のQB39という指定銘柄です。
鹿角コンチョも使用したことがあるのですが、個人的な好みとしてこのコンチョを使用したいと思っています。
これを使用しているロングウォレットとメディスンバッグは、残念ながらそろそろ値上がりを考えざるを得ません。
値段を上げると買われていきにくいので困ったものなのですが、やむを得ずということで。
おおむね1500円から2000円のUPだと思うのですが、なかなかシブイことになってきましたね。
シルバー屋さんも悲鳴なのではないでしょうか?
☆suttobi-leather craft☆
委託販売:
Not square
http://www.not-square.com/?mode=grp&gid=179263&sort=n
とりあえずこちらも春めいてきました。
白老の方にある骨董品屋で以前から気になっていた品物が、今回行ったらまだあったので道具箱に
ちょうど良いので買った!
三段式の小物引き出しだが、一番上は引き出しでなくで“蓋”になっている。
なんとひねりの効いたカッコよさ。
これが購入意欲を沸かせた。
その蓋を開けるとやっぱり丹念に彫ってある。
シブイ!
普通なら無視してしまいそうな裏面にもしっかりと。
どんな人が作ったのだろう。
一目で、機械を使わずに作られた、オールハンドメイドの家具とわかります。
よく見てみましょう。
模様もずっしりとした存在感があり、荒っぽく力強い。
両サイドについてる“取っ手”はアイウシノカになっていたり、
このへんのニュアンスがイイネ!
よく見ると釘など金属は一切使っておらず、臍を打ってあります。
安物ではなさそう。
作り手が、愉しんで作っていることが伝わってきます。
手作業で、こういったものを作っていた時代、今よりもはるかに豊かだったことだろう。
今やこういうものは骨董品屋でないとめぐり合わない。
明日はもう一度薄くニスを塗ってみようかと思います。
お世話になっているネットショップのNot Squareさんが当工房の革製品をきれいに撮影してネット画面上に載せてくれています。
それをひとつ拝借してこのたび名刺代わりのパンフレットを作り直してみました。
プロの技術で、拙作品が見違えるほどきれいに画像化されています。
Not Squareは北海道・旭川から発信。
店長自らが厳選した北海道内の個性的な工芸作家たちの手作りの作品や一風変った日用品などを陳列販売してます。
皮革製品は今のところうちを含めて3件が出品しています。
これから大ブレークする予定の、まだ発展中のwebshopです。
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WEB SHOP Not square
http://www.not-square.com/
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WebshopのNot Squareの店長殿と知り合って一年半が経ちますが、今思うとほんとにこの繋がりが出来てよかったと思います。
(Not Squareさんとの出会いは以前ブログにあげました。→http://suttobi-star.jugem.jp/?eid=10)
彼はインターネット販売を中心にイベントやフェアなどでも出店し、手作り作家たちの作る品物を世に送り出すという重要な仕事を鮮やかにこなします。
ネット販売の世界の経験や専門知識もさることながら、自ずからも実際に工芸も手がけるため手作り作品や素材と材料に対する造詣も深く、デリケートな作品の扱いも任せられるので作り上げた大切な作品達を信用して長期預けられるお店なのです。
インターネットという市場を通じた売れ行きもぼちぼちで、おかげさまで僕の方はほとんど「作ること」だけを考えれいられる次第なのです。
僕の革製品を必要とされるお客様はこれをご覧になって効率よく手にすることが出来ているようです。
まぁ、、、、電気あっての、、、、便利な世の中です。
まもなく2013年ですねー。
世の牛さまたちに敬意を表します。
皮肉なようですが、人間が牛の肉を食べるという習慣がこの惑星上にあるかぎり僕はこのワークを続けることが出来るといえます。(僕は豚肉や牛肉は食べませんが。)
ありがたく、死した彼らの皮を使わせていただきます。
まだまだ稚拙ながらも、これからも今まで以上によい実用品を生み出してゆく心意気です。
アイヌ語でタバコのことは「タンパク」と言って、カムイノミやまつりごと、まじない(トゥス)の時の供物には欠かせない嗜好品です。カムイの国へのお土産には上等なものとされています。
昔のアイヌの人は古い時代は和人との交易などでタバコを手に入れてましたが、いつの頃かアイヌモシリでも栽培するようになりその自家栽のタバコを特に「トイタタンパク」(土・畑 耕す たばこ)といいました。
当時の煙草は現代のシガレットとはちがって天然100パーセントで添加物などは無縁のものだったことでしょう。
僕はタバコを今では吸いませんが、吸ってた頃はたしかにやはり自分の持ち物の中でもかなり重要なものだったと思います。
大好きな嗜好品を持ち歩くにはやはり収納するグッズが欲しいでしょう。
その当時のアイヌの人はタンパクの葉とキセルをこのような「タンパク オプ」というケースに入れてました。
(オ=入れる プ=物 )
素材はくるみの木やユッポネ(鹿の骨)で作られていたようで、キセル部分にケース本体が下がっているような構造のものが基本形のようです。
なるほど、このように両方をイラクサのひもで繋げておけば、葉っぱケースはあるのに吸う道具が見当たらない (´д`;) みたいなことはなくなります。
所有感を満たすのに十分なアイテムだと思います。
また、このような嗜好品いれなどを専業に作る職人などそうそう居らず各人が思い思いに自分の嗜好品の葉っぱを収納するためのタンパクオプを自分なりに作って楽しんでいたようです。
だから基本的な構造はそれぞれ似ていても、大きさや彫刻などのバリエーションは実に豊富で、大きいものになると熊と格闘した折にそれを振り回していたら熊を倒せたなどという話もあるほどです。
おそろしい武器です(笑)。
( ^^)y─┛~~~~( ^^)y─┛~~~~( ^^)y─┛~~~~( ^^)y─┛~~~~( ^^)y─┛~~~~
さて、スットビのタンパクオプなんですが、2.5mm厚の牛様の皮革を使って最終的に出来た一号モデルはこんなあんばいです。
(※ photo by 「Not Square」
http://www.not-square.com/?mode=grp&gid=179263&sort=n )
スットビタンパクオプは、当初のイメージ通り「シンプルな形でインパクトのある存在感」で生まれました。
こげ茶色に日焼けして、良い感じにヤイレてきた現物を早く見たいものです。
実際使ってみると手提げストラップがかなり重宝すると思いますがどうでしょう。
(熊を叩くのではなく・・・)
(photo by「Not Square」
ちょっと大き目のサイズですが、タバコを巻く「ローラー」という器具が収まるように設計しました。
他のバリエーションもそのうち。
中毒性の高い既製のシガレットタバコをやめて、これからは巻きタンパクに替えていきましょう世の喫煙者の皆様。